キョーエイ薬局とはどんな会社なのか
代表取締役社長
金原 保行
Kanahara Yasuyuki
Triangle Partnership
トライアングル パートナーシップをめざして
人々が健康で安心して生活できるよう、薬学という専門分野をベースにして医療をサポートします。
さまざまに変化する時代の中で、私たちキョーエイグループは「人(生活)」「医学」「薬学」との新しい関係を求めて、
より良い“Triangle Partnership”を実現できるように取り組んでいます。
代表インタビュー
調剤薬局開設のきっかけを教えてください。
"医療と患者をつなぐには”と考えさせられたことがはじめの一歩です。
薬剤師が勉強したことを発揮できる職場を作りたい。その気持ちの根っこには、もともと製薬会社に勤めて、昼夜問わず営業活動に勤しんでいた自身の経験があります。当時、たくさんのドクターや薬局と話しをする中で、患者さんとの意思疎通が課題となっている状況をよく耳にしていました。現場で働く方々が悩む場面を目の当たりにしていた私は、患者さんに寄り添い医療への理解をサポートできるのは、薬学の専門知識を持つ薬剤師しかいないと強く感じていました。そこで、1980年に調剤薬局『キョーエイ薬局』を立ち上げ、薬剤師が時間をかけて修得した学びをいかせる職場を作ったのです。
企業理念に掲げる、トライアングルパートナーシップについて教えてください。
薬剤師としての仕事の本質は、創業から今も、この先も変わりません。
薬剤師が処方箋からドクターの意図をくみ取り、薬学の専門知識と照らし合わせて、患者さんへ薬の説明を行う。我々が力を発揮することによって、患者さんの薬や治療に対する理解を促すことができる。創業当時と比べると、生活を取り巻く環境は絶え間なく変化していますが、薬剤師の仕事の本質は医療機関と患者さんをコーディネートすることだと考えています。どの時代においても、「医学」「薬学」「人(生活)」のより良い関係性を築いていくことを我々の使命としています。
代表にとって会社とはどんな存在ですか?
自分がお金を儲けるための場所、ではありません。
会社を興したのは、自分のためというよりも社員のためです。キョーエイグループは、代表である私がお金を儲けるぞというのではなく、働くみんなで今日、明日とつないで、それぞれが生活の糧を得るための場所です。企業理念の「人(生活)」は、患者さんだけでなく会社で働いてくれている人も含んでいます。“薬剤師が活躍する場所を作りたい”という夢を叶えてくれている社員に対して、ここで働いていてよかったと思える会社作りが私の役目ですね。
幸いにも今まで出会ってきた多くの方に支えられて、今日に至るまで調剤薬局を運営することができています。社員、患者さん、病院、取引先――。いい相手といい関係で、気持ちよく仕事ができる。働くっていうのは、人間関係を大事にしないと何も始まらないと思っています。
社員に求める適正はありますか?
言いたい放題意見を言ってくれると嬉しいです。
働くみなさんには、自分のいい面をできるだけ多く集めて自分自身を成長させることを一番に考えてほしいです。言いたい放題意見を言って、その次にはじゃあどうするべきなのかを考える。考えたら、実行してみる。その繰り返しが成長になります。何かに対して文句を言うのは簡単ですが、具体的な案を出すのは難しいです。みんな仲間だという意識を持って仕事をしているので、どんな立場でも臆せず意見を出して、一緒に汗をかいてくれる人を待っています。